整体師にリフレクソロジーは必要なの?
勉強して資格取得するか迷う。
こんな悩みを解消します。
こんにちは整体師のマッチです。
整体師の道を進んでいると、様々な施術方法を目にします。
その中の一つがリフレクソロジーです。
わたし自身、整体スクールにて台湾式(若石)と米国式(ベイリー)を学び、資格取得しました。
ホントに勉強して良かったと心から思いますので、私と同じようにリフレクソロジーの勉強・資格取得を迷っている方に参考になれば幸いです。
そもそも足反射区療法(リフレクソロジー)とは
そもそもリフレクソロジーとはなんぞ?
という方もいると思うのでサクッと基礎知識を解説します。
では一緒に見ていきましょう。
リフレクソロジーの歴史
まずはリフレクソロジーの歴史を解説します。
Reflex(反射)+ ology(学問) = Reflexology
現在リフレクソロジーは東洋式・西洋式の2つに大きく分類されていますが、ルーツは同じところにあります。
ルーツは大変古く、最も古い記録として紀元前2500年前にエジプトで発見されているとのこと。
当時の医師アンクマホールの遺跡があるのですが、そこには人が足を揉んでいる場面が描かれている壁画があります。
象形文字を解読すると、「あまり痛くしないでください」『大丈夫です。ちゃんと治してあげますよ』という2人のやりとりが描かれていています。
「足を揉む」という行為が、古代エジプト人にとって健康・医療と関係が深いことが読み解けますね。
そして近代のリフレクソロジーの基礎となったのは米国人医師ウィリアムフィッツジェラルド博士のゾーンセラピーという考え方です。
その考え方が各国や、様々な流派に伝わり派生していった感じです。
ゾーンセラピーの考え方は足の反射区を刺激することにより、その反射区と対応する器官を遠隔で刺激した事になり、脳・脊髄に伝わり反射し、効果を得られる自然療法です。
反射区は末梢神経が集中している部分であり、理論はシンプルで理解しやすいのが特徴ですね。
すごい歴史やで。
台湾式(若石式)
続いて、若石式は「自分の健康は自分で守る」という観点・使命があります。
セルフケア方法の開発、予防医学、体質改善に主観がおかれ、反射区に対して、圧を深く入れるのがポイントです。
コツを掴むまで少し時間がかかりますが、自身の丹田を意識して深く圧を入れる為、整体にも応用がききますし大切な体の使い方を学べます。
若石式は強い刺激の為、はじめはゴリゴリ痛いですが、慣れると気持ちよくなってきます。
そして足もポカポカして凄く軽くなります。
初めてわたしが若石式のリフレを経験した際に、親指の付け根をほぐすだけで首の可動域が広がった事には衝撃でした。
足と体は繋がってるんだな〜!とその時更に信じれました。
若石式リフレの刺激が強い理由に、東洋人は「痛くないと効いている気がしない」人が多いのも関係しているそうです。
中国式リフレのセミナー等も受けた事がありますが、若石に似ていてほぼ同じ印象です。
そして若石式のリフレはクリームを使って施術します。
この時使用するクリームが割と重要で、水っぽすぎるクリームだと滑りが良すぎて圧が逃げてしまうので使えません。
硬すぎても滑らない為、使えません。
若石リフレで使用するクリームでおすすめされている商品は、全国のプロ若石リフレクソロジストが愛用している【日本若石健康研究会 若石バーム】です。
8種類の漢方生薬、3種類のエッセンシャルオイル、4種類のビタミンが含まれています。
とはいえ、練習用であれば、安いので十分です。
わたし自身色々試した結果、使えるクリームを見つけ出せたので是非参考にしてみてください。
それは【メルサボンのスキンケアクリーム】です。
匂いもそんなキツくなく、滑らかさもプロ用に結構近いです。
リフレクソロジーの講師の方にもお墨付きを頂けたので、練習用や家族友達に使う分には十分と思います。
コスパいいしおすすめです。
米国式(ベイリー)
続いて、米国式(ベイリー)について解説します。
米国式は若石式とは真逆で、優しい刺激で施術するのが基本です。
眠くなるような、心地よい、ゆっくりなテンポで優しさマックスな感じ。
リゾート地でリクライニングチェアに座りリラックスして受けるイメージが1番近いかと。
というのも西洋人は痛みに弱いため、このような優しい刺激での施術方法に至ったそうです。
わたし自身も米国式リフレを受けてみて、とても優しい刺激で心地よく眠くなりました。
しかし、体感すると分かるのですが、しっかりと刺激は伝わり足もポカポカに温まります。
こちらも不思議で衝撃を受けました。
そして米国式はコーンスターチという粉を使います。
足裏の汗のベタつきを抑える為や、指をスムーズに動かしやすくする効果があります。
施術に使用するコーンスターチは何でも大丈夫です。
そしてコーンスターチは別容器を購入して管理します。
透明のケースだと粉で白く曇ってしまい見栄えが少し良くないので、中が見えないものがオススメです。
調味料などをいれてある容器でお好きなものをチョイスしましょう。
整体師・治療家にリフレクソロジーの知識は必要か?
リフレクソロジーの基礎知識が分かったことと思います。
では、私が台湾式と米国式のリフレを学んでみて、必要性を考えてみたので情報共有します。
では、見ていきましょう。
整体師にリフレクソロジー必要無いが…
整体師で働く上で、リフレクソロジーの知識や技術は必要か?と問われると、全く必要無いです。
なぜならリフレの知識がなくてもすごい整体師・治療家の方は沢山いますし、全くリフレを使わない道も選べるからです。
とはいえ、わたし自身リフレの勉強・資格を取得して、本当に良かったなと心から思っています。
というのも、単純に知識が増え自分自身の価値が上がるからです。
そして施術の引き出しも増えるので、使い方によってはお客さんの信頼度にも繋がります。
実際に、足ツボに興味のある方は割と多いので、リラクゼーションサロンではない整骨院でも、足ツボについて聞かれることもちょいちょいありました。
ちなみに、リフレに関する知識を一部紹介すると…
古来から足は第二の心臓と呼ばれています。
足を揉むことにより、足先まで来た血液を心臓へ送り返す事により血液の循環を促進することに繋がります。
ミルキングアクションとも言いますね。
リフレクソロジーの主な効果
リフレクソロジーの主な効果を挙げます。
・ストレスや緊張を緩和
・血行が良くなる
・神経の働きを促進する
・自然治癒力を高める
・足を診て触れ体調、体質、骨格、不調な器官、性格などが分かる
自己管理に使える
リフレクソロジーを自分に活用することにより、自身の体調のどこが悪いかヒントをもらえます。
又、何も知識が無いときと比べ、自分の足を効果的に揉むことができます。
そして外出先などいつでもどこでも使えるのもメリットですね。
旅行や仕事などで足が疲れたり痛くなった際に揉むことで足の疲れをリセットすることができます。
これには感動しましたし、日々感動です。
「永遠に歩ける」と思いました。まじで。笑
適当に揉むよりも、ポイントを理解して揉むと全然違うことも勉強になりますね。
普段から自分の足を意識的に健康管理をすることで、体調も良くなり、気持ちにも余裕が生まれます。
施術の幅が広がり収入アップ
リフレクソロジーの技術を持つことで、背術の幅が広がり収入アップに繋がる可能性もあります。
整体院や接骨院でもリフレクソロジーのメニューがあるところを多く見かけますね。
それだけお客さんの需要が高いということです。
足裏専門店なども、もちろんあります。
自分の技術を高めることができ、将来独立開業を目指す方も、転職を考えている方も有利な技術と言えるでしょう。
先日サウナで年配の方たちの雑談が耳に入ってきたのですが、みんな口をそろえて、「足裏が無い店は駄目だな〜」と言っているのを聞きました。笑
その習慣にリフレを勉強しておいて良かった〜。とめっちゃ思いました。笑
お客さんの信頼度アップ
リフレクソロジーの知識を身につけておくことで、お客さんの信頼度も高まります。
なぜなら整体院で全身の施術をしている時に、流れで足裏も押したりします。
お客さんによっては、足裏のツボや反射区に興味がある方がいて、いきなり質問されたりすることもあります。
その時にサラッと答えられるとお客さんの信頼度・満足度が高まり信頼関係構築につながります。
質問に答えられず何も知りませんじゃ、そこで会話が終わってしまいますからね。
この事からも、リフレクソロジーはかなり使える技術・役立つ知識だと理解できると思います。
学んでおいて良かったです!
まとめ
最後まで記事をお読み頂きありがとうございます。
リフレクソロジーのすごい効果を伝えきたか微妙ですが、ほんと素晴らしい技術・理論でもあると思います。
又、需要も多く、今後使えるし様々な場面で重宝します。
場所を選ばずに椅子があればできるのもすごくメリットですね。
ボランティア活動やイベント等でテナントを出すのにも相性がいいでしょう。
是非興味をもった方は学びましょう。
そして沢山の人々、世の中に役に立つ、整体師・治療家を目指しましょう。
ではまたー。
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