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運動療法とは?人間が知っておくべき大切な知識【効果と必要性】

運動療法
疑問を持った男性

運動療法とは何だろう?

こんな疑問を解消します。

マッチ

こんにちは、整体師のマッチです。

「もし運動を薬用ピルに詰め込むことができたなら、多くの症状に効く最も有用な処方薬になるだろう」

アメリカの科学者【故・Butler博士】のとても有名な言葉です。

運動の効果や必要性を1文で上手く表現されていて、心に響きますね。

人間として生まれて、健康に生きるために【運動療法】は誰にでも当てはまる大切な知識なのです。

この記事では運動療法の効果や必要性を詳しく解説します。

整体師・治療家・医療従事者の方は、治療のアイデアを生み出す上で視野が広がる事間違いなしです。

又、それ以外の人間として生まれた方にとっても、これから健康に生きていくために役立つ情報と思います。

ぜひ最後まで読み勧めていただき、少しでも参考になったら幸いです。

この記事を書いた人

✔︎あはきラボ運営者

✔︎治療家兼実業家

✔︎鍼灸あん摩マッサージ指圧学生

【治療家マッチ】
ご縁に感謝
目次

運動療法とは?知っておくべき知識

運動療法

さっそくですが、運動療法について解説していきます。

マッチ

では、一緒に見ていきましょう。

運動療法とは

運動療法とは、運動を医療という視点から見て治療する医療技術です。

スポーツとリハビリの間と言っていいでしょう。

スポーツといっても沢山の種類があり一言では表わせませんが、ここでは健康な人が競ったり楽しんだりする、趣味や娯楽という観点で例えます。

リハビリは「再び人間らしい状態にする」が本来の意味です。

事故や病気などで故障した箇所を再び正常な動きまで回復する事を目的とし、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が主な生業としています。

運動療法はその間の健康維持、増進を目的とする予防医学と言えます。

知っておくべき大切な知識

運動療法において、知っておくべき大切な基礎知識を解説します。

筋肉は動かさないと退化する

筋肉は動かし過ぎも、動かさな過ぎも身体に良い影響を与えません。

慢性的な痛みの原因はここから発症する事がとても多いです。

人間の身体は動かしすぎると、筋肉が疲弊していしまい筋拘縮が起こり硬くなります。

動かさないと身体が必要の無い機能と認識し、退化してしまいます。

その影響で、ある一部の筋肉に仕事量のシワ寄せがいき、アンバランスな身体に繋がります。

関節は動かさないと錆びる

関節も同様、使っていないと生きる上で必要のない機能として退化してしまいます。

各関節で癒着が起き、可動域が制限されてしまいます。

動きの制限された関節の本来の仕事量が、他の関節や筋肉の仕事量を増加させ、故障やアンバランスの原因となります。

運動療法の効果

運動療法ではたくさんの健康効果が期待できます。

  • 血管の柔軟性維持・バイパスの発達
  • 細胞内ミトコンドリア増加
  • 筋肉細胞におけるブドウ糖吸収能力向上
  • 肺〜血管間のガス代謝能力向上
  • 全身の循環血流量増加

その他沢山の効果があります。

健康維持増進

「適度な運動が身体に良い」ということを否定する医療従事者はいないと思いますし、一般の方でも少ないと思います。

適度に全身の筋肉、関節を動かしていることで、必要な機能だと身体が認識し退化することを防げます。

運動強度を適度に高める事で、より効果的に健康な身体へと進化していきます。

体力や持久力も向上し、自立した生活が保たれ健康寿命を伸ばすことに繋がります。

運動=薬

薬は副作用があります。

まわりを見渡してみてください。

無駄な薬をたくさん飲んでいる人が多いと思いませんか?

自らが病院にかかった時にも、無駄に沢山の薬を処方された経験がある方も多いと思います。

適切な運動には副作用がありません。

しかし運動は薬と同様で、過剰な量をこなしたり、やり方を謝ると故障のリスクとなる恐れもあります。

日頃からこまめに全身をまんべんなく動かし、歩く、登って降りる、飛び跳ねるなど、正しい動作で行っていく事が重要です。

飲まなくていい薬を辞めて、運動を取り入れる事は有効な手段の一つであります。

疾病の予防・改善

運動療法は、生活習慣病、フレイル対策(加齢性虚弱)などに効果を発揮します。

運動をすることにより高血圧や糖尿病などの代謝性疾患の改善効果が高く、薬を飲む効果と同等の効果が得られることが分かっています。

又、フレイル(加齢性虚弱)やサルコペニア(筋力減少症)などに有効なのは明らかですね。

運動が良い影響を与える事は臨床的にも統計的にも証明されている疾患・障害は沢山あります。

運動療法の必要性

運動療法

続いて運動療法の必要性について解説します。

高齢化社会

高齢化社会により運動療法の需要は高まります。

なぜなら毎年1兆円規模で医療費が増えています。

そのなかでも介護、高額医療費が大半を締めています。

医療技術の発展は人類にとって素晴らしい事ですが、経済的にも日本は苦しくなってきているのが現状です。

高齢者になればなるほど医者は何でも治してくれる神様と思っている方が多いように思います。

昔のわたしもそうでしたが。笑

地方になればなるほど正しい情報が届かない為、それが顕著に現れます。

医者も同じ人間ですし、医療ミスなどもあります。

又、医者は専門分野で手一杯の為、一人ひとりの運動の管理など手が回りません。

ホネ美

長時間待って、数分の問診と薬処方で終わりやで。

近代化による運動不足

近代化による運動不足からも、運動療法の需要は高まります。

なぜなら、自分の身体を使って移動する事が少ない世の中になったからです。

今後さらに自動化が進み、意識しないと身体を使わない機会が増えることでしょう。

運動が好きな人は大丈夫ですが、動くのが好きじゃない人は悪化の一途をたどります。

健康格差も広がります。

この状態が要介護者増加に繋がる事は明らかですね。

運動機能の衰え、病人・要介護者の予備軍が現在進行系で増加中です。

ホネ美

世の中便利すぎるで。

人生100年時代

人生100年時代と言われる現代だからこそ、運動療法が必要です。

なぜなら長生きできるけど、10年以上寝たきりで健康寿命が伸ばせていないのが現状ですからね。

何もできない、自立した生活ができない要介護の人が増えていくと、日本が危機的な状態な気がしてならないです。

寝たきりになった状態で人に迷惑をかけながら過ごすなんて絶対に避けたい人がほとんどかと。

自ずと健康意識は高まり、運動について考える人は増加するでしょう。

ホネ美

運動は大切やで。

まとめ

運動療法

最後まで記事をお読みいただきありがとうございます。

運動は最も重要な治療の一つです。

自分の身体は自分にしか守れないというのが根底にあるのを忘れてはいけないです。

自分を守るためにも、正しい自分に適した運動をする必要が誰しもにあります。

とはいえ適度な運動は人それぞれ体型や性格等でも異なります。

100人いれば100通りの最適な運動があるんです。

運動療法はこの先、整体院・治療院開業を目指す方、すでに開業されている方にも必要な知識となること間違いなしです。

運動処方という形で適度な運動を提案することも、これからの時代のニーズとなる事でしょう。

もちろん簡単なアドバイスでOKと思います。

是非、運動療法を学び、今後の人生に活かしていきましょう。

マッチ

ではまたー。

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この記事を書いた人

整体・鍼灸・あん摩マッサージ指圧・東洋医学の学びを共有します。YouTubeチャンネル【あはきラボ】構築中です。

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