無酸素性作業闘値とはなんだろう?
こんな疑問を解消します。
こんにちは!運動療法について学んでいる整体師のマッチです。
今回は無酸素性作業闘値について、わかりやすく解説したいと思います。
効率的な運動療法にとても役立つデータとなるので覚えておきましょう。
是非参考にしてみてください。
無酸素性作業闘値(AT)とは?わかりやすく解説
無酸素性作業闘値(AT)とは
無酸素性作業閾値(むさんそせいさぎょういきち)
→エネルギー代謝において、有酸素系に加え無酸素系が関与し始める点の運動強度であり、血中の乳酸濃度が上昇しはじめる運動強度。
一般的な全身持久力の指標となります。
軽いジョギングからペースを上げてダッシュに切り替わる感じのアレです。
筋肉への酸素供給が足りている状態から、足りない状態に移行する運動強度ですね。
実際にジョギング中に試して見ましょう。
〜無酸素性作業閾値(AT)の判定法2種類〜
①VT=呼気ガスから判定される換気性作業闘値
血中の乳酸レベルが上がると、換気と二酸化炭素の排出量も増加します。これにより換気量から算出できます。やり方としてはマスクを付けた状態で運動を実施し、酸素摂取量と二酸化炭素排出量を測定します。
②LT=血中乳酸から判定される乳酸作業闘値
指先から血液を採取し、血中の乳酸濃度の変化を測定します。この際、段階ごとに運動強度を上げていきます。(自転車運動において徐々にペダルにかかる負荷を上げていく)
肝臓で乳酸を分解するが、処理できない分が血中に残ります。
運動療法とのかかわり
運動療法にどのような関わりがあるかというと、無酸素性作業閾値は最大酸素摂取量と同様に全身持久力の指標となっています。
運動療法は生活習慣病の予防、改善を目的としていて、高齢者や、何らかの疾患をもっている人を対象とするケースが多いため、運動強度が非常に重要です。
血液中の乳酸が急増せずに長時間持続できる運動の目安ができることで、体への負担を軽減し、運動での怪我のリスクを減らし、安全に運動する事ができます。
ぜひとも身につけておきたい知識です。
まとめ
最後まで記事をお読み頂きありがとうございます。
さらに詳しく分かり次第、追記していきたいと思います。
運動療法を学んで、沢山の人々・世の中に役立つ人間になりましょう。
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