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【東概011・012】生理物質『気』の特徴・作用・病理【国試対策用まとめ】

東洋医学の気・気の作用とは
疑問だらけの女性

「気」って結局、何を指すの?

この記事では、東洋医学の中心概念である「気」について、全体像と作用を一気に理解できるようまとめました。

マッチ

こんにちは、まっちです!

「気」は生命活動の原動力。東洋医学では、血や津液を動かし、体温を保ち、防御し、変化を起こすすべてのエネルギーのことを指します。

今回は、YouTube動画「①気の全体像まとめ」と「②気の作用」2本分の内容を統合してお伝えします。

目次

【東概011・012】生理物質『気』の特徴・作用・病理【国試対策用まとめ】

東洋医学の気・気の作用とは

「気」とは?【全体像まとめ】

気は、人体のすべての機能を動かす“生命エネルギー”。臓腑・経絡・器官・精神活動のどれもが、この気によって支えられています。

動画では、気の種類(原気・宗気・営気・衛気)を図で整理しながら、国家試験に出る要点をまとめています。

気の種類と働き

  • ① 原気(元気):生命活動の原動力。腎精に由来し、三焦を通じて全身に分布。
  • ② 宗気:胸中(壇中)に集まり、呼吸・発声・血液循環を司る。心肺の働きを支える。
  • ③ 営気(栄気):脈中を流れ、臓腑・組織を滋養する。血とともにめぐる。
  • ④ 衛気:体表を巡って外邪の侵入を防ぐ。体温調節・発汗・皮膚の防御を行う。

例えると、「原気=発電所」「宗気=エンジン」「営気=電力供給線」「衛気=防護バリア」。体の中で役割分担しているチームのような存在です、たぶん。

気の作用とは?【5つの働き】

準備中・・・。

気には、五つの代表的な作用があります。どれも国家試験では頻出です。

① 推動作用(すいどうさよう)

成長・発育・臓腑の活動・血や津液の循環など、生命活動全体を推し進める力です。
気がなければ、身体は「エンジンがかからない車」のようになります。

② 温煦作用(おんくさよう)

臓腑や体を温め、体温を一定に保つ働き。衛気・原気・腎気と深く関係します。
この力が弱まると、冷え性・手足の冷感・代謝低下が起こります。

③ 固摂作用(こせつさよう)

体内の精・血・津液を正常な位置にとどめる働き。営気・衛気・脾気・腎気が関与します。
鼻血・下痢・尿漏れ・多汗などは、この固摂の力が弱ったサインです。

④ 防御作用(ぼうぎょさよう)

外邪(風・寒・湿など)の侵入を防ぎ、体表を守る働き。衛気が主役。
免疫のような役割で、弱まると風邪をひきやすくなります。

⑤ 気化作用(きかさよう)

体内の物質を別のものに転化させる働き。新陳代謝そのものを意味します。
例:飲食物 → 精 → 気・血・津液 → 汗・尿などへの変化。

イメージ的には「気化作用=工場」。原料(飲食物)を製品(精・血・津液)に変えるプロセスを担います。

気の異常(虚・滞・逆)

  • 気虚:元気がない・倦怠・息切れ・自汗(エネルギー不足)
  • 気滞:イライラ・脹痛・胸や腹の張り(気の流れが滞る)
  • 気逆:のぼせ・咳・嘔吐・頭痛(気の流れが上に逆行)

気は“流れてナンボ”。止まると不調、逆行すると症状。まるで渋滞した高速道路のようですね。

気のまとめPDF【無料ダウンロード】

気の作用まとめPDF【無料ダウンロード】

国家試験・臨床どちらでも使えるよう、図表とイラストを交えて整理しました。印刷して手元で復習しましょう。

ホネ美

動画のグッドボタン約束やで!YouTube広めてな!

さいごに

「気」は東洋医学のすべての基礎です。精・血・津液・神のバランスを支える中心軸でもあります。
この概念を掴めると、経絡・臓腑・診断・治療が一気に繋がります。

マッチ

では、素敵なあはきライフを!

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この記事を書いた人

鍼灸あん摩マッサージ指圧専門学校の3年生で、国家資格取得を目指しながら、治療院での実務経験を積んでいます。YouTubeチャンネル【あはき整体ラボ】を運営し、国家試験対策や東洋医学の知識を学生や治療家志望の方々に向けて発信中です。資格取得後には、治療院の開業と整体サロンの他店舗展開を計画しており、社会貢献にも積極的に取り組みます。

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